2010年6月5日(土)/6日(日)
(東京)明治大学 駿河台キャンパス リバティタワー
全4作品を各1回づつ上映します。上映会は2日に渡りますが、1日2作品、1作品につき1度の上映となりますのでご注意ください。上映スケジュールは、下記をご確認ください。
ジャーナリスト・土井敏邦は、1985年以来、20数年にわたってパレスチナとイスラエルの現場で、「“占領”という“構造的な暴力”の構図」を取材し続けてきました。 その1つの結果が、ドキュメンタリー4部作『届かぬ声―パレスチナ・占領と生きる人びと』です。今年5月5日、その全作DVDが遂に完成しました。
これらの映像は土井が1993年秋から17年間撮り続けてきた数百時間の映像を3年がかりで編集したものです。その第4部『沈黙を破る』は昨年5月から全国で劇場公開され、2009年度の石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞、キネマ旬報「文化映画部門」第1位、日本映画ペンクラブ賞「文化部門」第1位を受賞しました。
4部作DVD完成を機に、パレスチナにおける“占領”という“構造的な暴力”の実態を、みなさんに映像で“体験”してもらうために、この上映会を企画しました。
カラー・チラシ【PDFファイル】 [1.7MB]
カラー・チラシをダウンロードする場合は、上記のリンクを右クリックなどで保存してください。ファイル・サイズが大きいのでご注意ください。
届かぬ声―パレスチナ・占領と生きる人びと
【上映】6月5日(土)午後2時〜4時30分
1993年の「和平合意」が、パレスチナ人住民の真の平和につながらなかった現実とその原因を、ガザ地区最大の難民キャンプ・ジャバリアに住むある家族の6年間の生活を通して描く。
【上映】6月5日(土)午後5時〜7時30分
家屋を破壊され居住権を奪われるエルサレムのパレスチナ人住民たち、“分離壁”によって土地と資源を侵蝕され、国家建設の基盤を失っていく人びとの現実とその苦悩を描いていく。
【上映】6月6日(土)午後2時〜4時30分
自爆攻撃に走ったパレスチナ人青年の遺族の証言、自爆テロの犠牲となった少女の両親や、生還した女性兵士と家族の「平和」観を通して、対話を試みるイスラエル人・パレスチナ人双方の “平和観の断層”を描く。
【上映】6月6日(土)午後5時〜7時30分
占領地で絶対的な権力を手にし、次第に人間性や倫理観、道徳心を失い、“怪物”となっていくイスラエル軍元将兵たち。自らの人間性の回復を求めつつ、占領によって病んでいく祖国イスラエルの蘇生を願って語るイスラエルの青年たちの声を伝える。
『届かぬ声―パレスチナ・占領と生きる人びと』予告編
【主催】土井敏邦 パレスチナ記録の会
【共催】シグロ / 明治大学軍縮平和研究所
【お問合せ】土井敏邦(シグロ携帯:090-3698−2178)
DVD-BOX『届かぬ声―パレスチナ・占領と生きる人びと』
DVD『沈黙を破る』
紹介とご注文:シグロオンラインショップ
【DVDについてのお問い合わせ】
企画・製作・発行:シグロ:お問い合わせフォーム/03-5343-3101
発売:トランスビュー:info@transview.co.jp/03-3664-7334
DVDは、全国有力書店でもお求めいただけます。
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