twitter 土井敏邦 トップページ facebook

土井敏邦・パレスチナ記録映画最新作・上映会

『ヨルダン川西岸』三部作

ツイート

2018年9月1日(土)
午前10時20分〜午後4時45分
日比谷図書文化館コンベンションホール
ボランティア募集

上映開始時刻

参加費

上映会について

約70万人のパレスチナ人が故郷を追われ難民となった「ナクバ(大惨事)」から70年。「オスロ合意」(1993年)で実現するはずだった「パレスチナ国家」建設の基盤は、今、侵蝕され、実現の希望は閉ざされようとしている。

その鍵となるのが、ヨルダン川西岸の60%を占め、未だ “イスラエル占領下”にある「C地区」。この地域がパレスチナ側に戻らなければ、「パレスチナ国家」の実現はない。とりわけ危機的な状況にあるのが、「ヨルダン渓谷」と「南ヘブロン」。

両地域でいったい何が起こっているのか――長期にわたって現地取材を続けてきたジャーナリスト・土井敏邦が、住民がイスラエルに土地や水資源を奪われ、様々な制限や圧力で土地か追われようとする“占領”という“構造的な暴力”の実態と背景を報告する。

自分の土地に建てた家が「不法建設物」として破壊され、先祖の土地が理不尽に奪われる。自由に他の地域への移動もままならない。

占領され抑圧されるとはどういうことか。自由や人権を奪われるとはどういうことか。

それを五感で知りたければ、ヨルダン川西岸の「C地区」や東エルサレム、ガザを訪ね、現地のパレスチナ人の中で少しでも暮してみるのがいいです。大学の教室で、人権や自由について講義で学ぶより、一日でもパレスチナの現場に足を踏み入れ五感で体験したほうが、抑圧や自由、占領についてより深く学べる気がします。“パレスチナ”はそのための最高の“教室”の一つです。

あなたが現場に行けないならば、その現場を描いたドキュメンタリー映画を観てください。そして「自由、人権、そして人間としての尊厳を奪われるとはどういうことか」を感じ取ってください。

土井敏邦

作品紹介・上映会スケジュール

土井敏邦・パレスチナ記録映画最新作・上映会
『ヨルダン川西岸』三部作

2018年9月1日(土)
午前10時20分〜午後4時45分

10:20 映画 第一部『ヘブロン』と最新パレスチナ現地報
  • 最新パレスチナ現地報告
    報告・土井敏邦
    米国大使館のエルサレム移転で激動する東エルサレム、ガザ地区、ヨルダン川西岸の地区の現状を、2018年夏に2ヵ月間にわたって取材。その結果を報告する。
  • 映画『ヘブロン』(短縮版 66分)
    20万人のパレスチナ人住民の街の中心に800人のユダヤ人入植者。それを「守る」ために配備されたイスラエル軍と警察。入植者と兵士たちの日常的な脅迫と暴行が続く。「自治」とはほど遠いヘブロンの状況を映像で描く。
12:00
昼休み
13:00 映画 第二部『ヨルダン渓谷』
  • 前編 2007年4月 (53分)
    農村に住み込み、住民の生活をつぶさに追う。また近隣のユダヤ人入植地の実態と、生きるために入植地で働かざるをえない住民の“経済的な従属化”の現状と背景を描く。
  • 後編 2016年11月 (58 分)
    イスラエルが土地や水資源の収奪、住居の破壊によって、現地のパレスチナ人住民を追い出そうとする実態を、被害者たちの証言などによって報告する。
15:00 映画 第三部『南ヘブロン』
(1時間35分)
イスラエルによって「軍事制限区域」に指定された15の村々。「村で暮らすことが違法」とされた住民に様々な圧力が加えられる。そんな政策の背景を2人のイスラエル人専門家が解説する。

参加費

会場

日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール

ボランティア募集

当日、会場でお手伝いしてもらえるボランティアを募集しています。

詳しくは、doitoshikuni@mail.goo.ne.jp までメールにてお問い合わせ下さい。

問い合わせ

主催:土井敏邦 パレスチナ・記録の会

連絡先: doitoshikuni@mail.goo.ne.jp