2018年9月1日(土)
午前10時20分〜午後4時45分
日比谷図書文化館コンベンションホール
ボランティア募集
上映開始時刻
- 10:20 第1部『ヘブロン』
(上映前に土井敏邦・最新パレスチナ現地報告あり) - (12:00 昼休み)
- 13:00 第2部『ヨルダン渓谷』
- 15:00 第3部『南ヘブロン』
(16:45 終了予定)
参加費
- 1作品 1000円
- 2作品 1500円
- 3作品 2000円
- 学生は各200円引き
上映会について
約70万人のパレスチナ人が故郷を追われ難民となった「ナクバ(大惨事)」から70年。「オスロ合意」(1993年)で実現するはずだった「パレスチナ国家」建設の基盤は、今、侵蝕され、実現の希望は閉ざされようとしている。
その鍵となるのが、ヨルダン川西岸の60%を占め、未だ “イスラエル占領下”にある「C地区」。この地域がパレスチナ側に戻らなければ、「パレスチナ国家」の実現はない。とりわけ危機的な状況にあるのが、「ヨルダン渓谷」と「南ヘブロン」。
両地域でいったい何が起こっているのか――長期にわたって現地取材を続けてきたジャーナリスト・土井敏邦が、住民がイスラエルに土地や水資源を奪われ、様々な制限や圧力で土地か追われようとする“占領”という“構造的な暴力”の実態と背景を報告する。
自分の土地に建てた家が「不法建設物」として破壊され、先祖の土地が理不尽に奪われる。自由に他の地域への移動もままならない。
占領され抑圧されるとはどういうことか。自由や人権を奪われるとはどういうことか。
それを五感で知りたければ、ヨルダン川西岸の「C地区」や東エルサレム、ガザを訪ね、現地のパレスチナ人の中で少しでも暮してみるのがいいです。大学の教室で、人権や自由について講義で学ぶより、一日でもパレスチナの現場に足を踏み入れ五感で体験したほうが、抑圧や自由、占領についてより深く学べる気がします。“パレスチナ”はそのための最高の“教室”の一つです。
あなたが現場に行けないならば、その現場を描いたドキュメンタリー映画を観てください。そして「自由、人権、そして人間としての尊厳を奪われるとはどういうことか」を感じ取ってください。
土井敏邦
作品紹介・上映会スケジュール
- 予約不要
- 当日の予定は諸事情により変更することがあります
- 上映作品は全て
音声:アラビア語/英語
字幕:日本語
土井敏邦・パレスチナ記録映画最新作・上映会
『ヨルダン川西岸』三部作
2018年9月1日(土)
午前10時20分〜午後4時45分
- 10:20 映画 第一部『ヘブロン』と最新パレスチナ現地報
- 最新パレスチナ現地報告
報告・土井敏邦
米国大使館のエルサレム移転で激動する東エルサレム、ガザ地区、ヨルダン川西岸の地区の現状を、2018年夏に2ヵ月間にわたって取材。その結果を報告する。 - 映画『ヘブロン』(短縮版 66分)
20万人のパレスチナ人住民の街の中心に800人のユダヤ人入植者。それを「守る」ために配備されたイスラエル軍と警察。入植者と兵士たちの日常的な脅迫と暴行が続く。「自治」とはほど遠いヘブロンの状況を映像で描く。
- 最新パレスチナ現地報告
- 12:00
- 昼休み
- 13:00 映画 第二部『ヨルダン渓谷』
-
- 前編 2007年4月 (53分)
農村に住み込み、住民の生活をつぶさに追う。また近隣のユダヤ人入植地の実態と、生きるために入植地で働かざるをえない住民の“経済的な従属化”の現状と背景を描く。 - 後編 2016年11月 (58 分)
イスラエルが土地や水資源の収奪、住居の破壊によって、現地のパレスチナ人住民を追い出そうとする実態を、被害者たちの証言などによって報告する。
- 前編 2007年4月 (53分)
- 15:00 映画 第三部『南ヘブロン』
- (1時間35分)
イスラエルによって「軍事制限区域」に指定された15の村々。「村で暮らすことが違法」とされた住民に様々な圧力が加えられる。そんな政策の背景を2人のイスラエル人専門家が解説する。
参加費
- 1作品 1000円
- 2作品 1500円
- 3作品 2000円
- 学生は各200円引き
会場
ボランティア募集
当日、会場でお手伝いしてもらえるボランティアを募集しています。
- 仕事内容
受け付け・会場整理・上映助手 - 時間
9時30分から17時まで
午前のみ、午後のみ、の参加も可能です。 - ボランティアの方にも映画鑑賞はしてもらえます。
- ボランティア参加時間に応じて映画鑑賞費は無料になります。
- 交通費は出ません。
詳しくは、doitoshikuni@mail.goo.ne.jp までメールにてお問い合わせ下さい。
問い合わせ
主催:土井敏邦 パレスチナ・記録の会