『ガザ攻撃 2014夏』

作品紹介

攻撃は、ガザ住民に何をもたらしたのか

2014年7月8日に始まったイスラエル軍の大規模な空爆とその後の地上侵攻によって、約2150人が犠牲となった。その7割近い1400人は一般住民だった。破壊された家は2万戸を超え、数十万の住民が新たに避難民となった。

被害はそれだけではない。ガザの農業や工業、発電所など生活・産業基盤までもが破壊され、さらに強化された封鎖によって、攻撃の終結後もガザ住民の生活を麻痺状態に陥った。

あの攻撃はガザ住民に一体何をもたらしたのか。イスラエルは何を狙ったのか。甚大な被害を蒙った民衆は、統治者「ハマス」にどういう感情を抱いているのか。戦渦のガザ地区を30日にわたって取材した日本人ジャーナリストの報告である。

作品データ

『ガザ攻撃 2014年夏』
Attack On Gaza 2014 Summer

監督・撮影・編集・製作: 土井敏邦
出演: ラジ・スラーニ/メイル・マーガリット/ガザ住民
2015年/日本/カラー・DV/124分

監督プロフィール

土井 敏邦(どい としくに)
1953年佐賀県生まれ。ジャーナリスト。
1985年以来、パレスチナをはじめ各地を取材。1993年よりビデオ・ジャーナリストとしての活動も開始し、パレスチナやアジアに関するドキュメンタリーを制作、テレビ各局で放映される。2005年に『ファルージャ 2004年4月』、2009年には「届かぬ声―パレスチナ・占領と生きる人びと」全4部作を完成、その第4部『沈黙を破る』は劇場公開され、2009年度キネマ旬報ベスト・テンの文化映画部門で第1位、石橋湛山記念・早稲田ジャーナリズム大賞を受賞。次作となった『“私”を生きる』(2010年)は、2012年度キネマ旬報ベスト・テン文化映画部門で第2位。

東日本大震災後に制作された中編『飯舘村 第一章・故郷を追われる村人たち』(2012年)では「ゆふいん文化・記録映画祭・第5回松川賞」を受賞。また、2012年には、ビルマ(ミャンマー)から政治難民として日本に渡った青年を14年にわたって見つめた『異国に生きる 日本の中のビルマ人』で2013年度キネマ旬報文化映画第3位、文化庁映画賞文化記録映画優秀賞受賞。その他に『飯舘村 放射能帰村』(2013)、「ガザに生きる」全5部作(2014)など。著書は『アメリカのユダヤ人』、『沈黙を破る─元イスラエル軍将兵が語る“占領”─』(いずれも岩波書店)など多数。

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