作品紹介
“自分”と“社会”の接点、
3・11ボランティア活動を通して
“生きる意味”を問い直す
──前作『異国に生きる─日本の中のビルマ人─』に続き、“個人と社会との関係”を問う問題作──
3・11の被災地に、「復興に役立ちたい」と全国から集まってきた若者たち。だが、途方もない規模の被害を前に、「助けに来た」という気負いは瓦解する。それでも、被災者たちの「ありがとう」の一言が若者たちの心を捉え、彼らを現場から離さない。
「自分は人の役に立ち、感謝される存在」なのだという自覚に、彼らは“生きている手応え”“自らの存在意義”を発見していく。
ありがとう。
そのひと言からはじまった。
たくさんの“発見”と“出会い”から
自分を変えてゆく若者たち 1 年半の軌跡
ボランティアは誰のため?
何のため?