「ガザの人権を考える」ラジ・スラーニ氏講演とガザ映画上映会

「ガザの人権を考える」
ラジ・スラーニ氏講演とガザ映画上映会

2014年10月11日(土)14:00 - 19:30
2014年10月12日(日)13:00 - 20:30
東京大学(本郷キャンパス) 経済学研究科棟 第1教室
【資料代】1日ごと 1000円
上映作品『ガザに生きる』5部作:土井敏邦

京都でもラジ・スラーニ氏の講演会が開催されます。
【京都】10月13日 ラジ・スラーニ氏講演会
午後1:30-5:30(開場1:00)京都大学吉田南キャンパス

7月初旬に始まったイスラエルのガザ攻撃は8月26日、やっと「休戦」となりましたが、ガザ史上前例のない破壊や膨大な死傷者数など深い傷跡を残しました。

7月来日予定だったガザの人権活動家ラジ・スラーニ氏の来日は、国境封鎖によって実現できませんでしたが、再調整し10月8日に来日することが決まりました。今回のガザ攻撃を現地で体験し、その被害の実態を世界に向けて発信し続けてきたスラーニ氏が、日本で直接私たちに「ガザで何が起こったのか」を報告します。

スラーニ氏の講演と映画上映の日程は以下の通りです。

ぜひご参加ください。

ただ、私自身の今回のガザ取材の映像報告のために、映画上映の一部が変更になる可能性もあります。ご了承ください。

土井敏邦

ラジ・スラーニ氏の経歴

Raji Sourani
パレスチナを代表する人権活動家、オピニオン・リーダー。
1995年、ガザ市で「パレスチナ人権センター/Palestinian Center for Human Rights(PCHR)」を創設。イスラエル占領時代、5年近く逮捕・拘留され、激しい拷問を受けた。
長年の人権擁護の活動は国際的に高く評価され、ロバート ケネディ人権賞(1991年)、フランス人権賞(1996年)などを数々の国際的な賞を受賞。2013年12月には、“第二のノーベル平和賞”ともいわれるライト・ライブリフッド賞を受賞。
1953 年、ガザ市生まれ。

ラジ・スラーニ紹介ビデオ(制作:土井敏邦)

2013年ライト・ライブリフッド賞、受賞スピーチ

プログラム

2014年10月11日(土)14:00 - 19:30
2014年10月12日(日)13:00 - 20:30
東京大学(本郷キャンパス) 経済学研究科棟 第1教室

【資料代】1日ごと 1000円

10月11日(土)14:00 - 19:30(開場 13:30)

14:00 【映画】『ガザに生きる』第四章 封鎖
民衆のハマス支持への“集団懲罰”だったイスラエル“封鎖”政策。住民の生活窮乏の実態と、将来への希望を奪われた青年たちの絶望。(84分)
15:45 土井敏邦・緊急報告と『ガザ攻撃 2014年夏』上映
ドキュメンタリー映像『ガザ攻撃 2014年夏』(90分)を初公開。
17:30 ラジ・スラーニ氏 講演
「2014年ガザ攻撃で何が起こったのか」
総合コメント 川上泰徳氏(朝日新聞)
19:10 - 19:30 ラジ・スラーニ氏 質疑応答
司会・長澤榮治氏(東京大学教授)

(適宜、休憩時間を設けています)

10月12日(日)13:00 - 20:30(開場 12:30)

13:00 【映画】『ガザに生きる』第二章 二つのインティファーダ
占領への怒りが爆発した第1次インティファーダ。その結末の「オスロ合意」が“占領の合法化”と知った民衆の失望と怒りが再び爆発する。(84分)
14:30 ラジ・スラーニ氏の解説
15:15 【映画】『ガザに生きる』第三章 ガザ撤退とハマス
ガザ撤退したイスラエルの真の狙い。慈善組織と武装組織の2つの顔を持つハマスが、ガザで勢力拡大した背景とその影を描く。(67分)
16:20 ラジ・スラーニ氏の解説
17:15 【映画】『ガザに生きる』第五章 ガザ攻撃(部分上映)
数千人の死傷者を出したガザ攻撃は、ガザの産業基盤も破壊した。パレスチナ側、イスラエル側双方の証言を元にガザ攻撃の実態と背景、その狙いを暴く。
18:15 臼杵陽氏/ラジ・スラーニ氏の解説
臼杵陽氏(日本女子大教授)の解説:イスラエル側はどう反応したのか
19:00 - 20:00 【対談】ラジ・スラーニ氏と臼杵陽氏
パレスチナ情勢と他の中東地域の情勢との関連

(適宜、休憩時間を設けています)

アクセス

主催・連絡先

【主催】土井敏邦 パレスチナ・記録の会
【共催】科学研究費基盤研究(A)アラブ革命と中東政治構造変容に関する基礎研究/NIHUイスラーム地域研究東京大学拠点パレスチナ研究班

【連絡先】 doitoshikuni@mail.goo.ne.jp