ファルージャ市街から 10kmも離れた、のどかな田園光景が広がる静かな農村にある彼の家が、突如として米軍に包囲され戦車と戦闘機によって攻撃された。その攻撃で 13人が殺され、27人が重傷を負った。深夜から始まった砲撃が止んだ朝、家の捜索にやってきた米軍兵士は、さらに家具や車を破壊し、置いてあった財布から現金まで盗んだという。破壊と捜索を終えた米軍は、そこがただの農家であることを納得したのか「アイム・ソーリー」と言い残した。「『すみません』はなんの役にも立たない。死んだ者は戻ってこないのだから」彼は淡々と語った。